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内容紹介
白川静「文字講話」DVD完全収録版を推す清水凱夫(中国中世文学)立命館大学文学部名誉教授偉大な中国古代学者白川静先生は、年四回の文字講演会を自ら企画立案されて、1999年より2004年の六年間に亘って合計24回の「文字講話」を行われた。それは、現在の漢字の形・声・義の解釈が、漢字の原形とも言うべき甲骨・金文を見ていない後漢の許慎が紀元後100年に制作した「説文解字」を基本としており、あまりにも誤解が多いため、これを正すことを一つの意図としておられた。また一方では、文部省(現在は文部科学省)は「常用漢字表」を作り、そこに属する漢字以外は公的な文章には使用を禁止すると言った誤った文字制限政策を実行し、我が国の伝統的な精神・文化の継承・発展を阻害していることに警鐘をならされたものである。先生は、甲骨・金文の徹底的な研究の成果の上に立って、中国古代の文化の特質を体得し、中国古代人の思惟を実感された上で、「説文新義」を顕され、文字の原義は勿論、中国古代社会の社会生活や思想までを明確にされた。わが国では独自の文字を持たず、漢字によって自国の精神・文化を伝えてきたのであるから、いま漢字の正しい形・声・義を理解することは、我が国の伝統文化や精神を取り戻し、その上に将来の我が国の精神・文化を継承発展させて行く大変重要な基盤なのである。それ故に白川先生の24回の講演は我が国の精神文化を理解し、さらに継承発展させていく上で非常に示唆に富んだ重要なものと言えよう。この講演はすべて「文字講話」という書物として刊行されている。しかし、白川先生の表情・行動・声量などという白川先生自身の身を以って表現されたものは書物の上では理解しがたい。ビデオ等によってそれに接することで先生の話された意味だけではなく、表現せんんとなさった深い「こころ」が読み取れるのではないだろうか。この度、それが可能な24回の「文字講話」が、白川静「文字講話」DVD完全収録版として制作されることになった。かって24回の「文字講話」をすべて聞いたことのある私ももう一度、これによって現在の文字表現の是非について再検討してみたいと思っている。これは斯界の者のみならず、一般の方々にとっても非常に有益な事業であると推薦される。





白川静 文字講話

白川静 文字講話


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