英国
RoyalWorcester
ロイヤルウースター
アンティーク




ウースターには珍しい、印象派技巧による花絵付けが非常に眼を惹くプレートです。

ブラウンスドルフ教授が教鞭を執りつつ制作していたマイセン黄金期であるボタン剣時代の花絵に匹敵する出来と云えるのではないでしょうか。

特にセンター花は完全なる印象主義画法で描かれており、離れて見ればくっきりと、近寄ればぼんやりするというまさに絵画です。



20世紀初頭に活躍したErnestPhillips氏のサインがあります。
彼はいわゆる「英国の花」を数多く絵付けした高名なペインターですが、こちらのプレートにおいてはセンター花、縁花のどちらにもドイツマイセン風の絵付けを施しています。

これはウースター社の具体的な指示があってのことと推察致しますが、非常に稀有な、フィリップス氏自身もあまり経験の無いオーダーだったのではないでしょうか。

そして彼は見事にその期待に応えました。




僅かなスレ傷が見られる程度で金彩金縁に薄れはありません。状態は非常に良好です。
裏側のゴールドリングは殆ど取れています。




印象派・印象主義画法とローズガーランド、それにアシッドゴールドの金彩を存分に御堪能あれ。

ご検討頂けましたら幸いです。


（御参考）
直径：約27.5cm


※花絵違いで複数枚ございます。




アンティークウースターのコレクターだけでなく、ウェッジウッド、ロイヤルドルトン、ミントン、ハマースレイ、コールポート、コウルドンなどの誇り高き英国食器を愛する全ての方々に。