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一級品
ボタン剣

葉の形から「牡丹」でしょうか。「芍薬」ではなく。
ボタン剣の「牡丹」！
（洒落ではありませんよ。ボタン違いですしね・・・。）

印象主義作品というのは、私が申すまでも無く非常に限られた数しか制作されておりません。
その絵付けの技巧は他のマイセン作品と全く異なるだけではなく、自然主義と呼ばれる作品群のサークルの中でも、中心の小さな小さな点の中にほんの数品のみ存在するというイメージです。

花びらが散った後の花を描く点も、マイセン印象主義作品ならでは・・です。

所で、久し振りに「稀少」と付けさせて頂きました。同様のものを見る機会はあまり多くないのではないでしょうか。

都内の某陶磁器骨董屋さんのブログに、昨年、マイセン美術館所蔵の花瓶が紹介されておりました。

ホテルのロビーや、レストランの個室。
勿論、ウチみたいな長屋と違ってスペースに余裕がお有りの邸宅にお住まいの方にも。

状態ですが、気になる難はありません。

余談ですが、このランクの作品になりますと、縁が欠けていようがクラックがあろうが、果ては真っ二つに割れたものを針金でホチキス留めにしていようが、絵が余程損なわれてさえいなければあまり価値を下げません。
（ただし、我々日本人は、恐らく世界で一番厳しいジャッジをする傾向がありますが）

夏には涼やかで、冬には凛として。

飾る季節は問いませんが、貴方の鑑賞眼は大いに問われる作品かもしれません。（いつも偉そうに、すみません・・）

ご検討頂けましたら幸いです。

（御参考）
直径：約47cm
高さ：約6cm