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  9. セーブル Sevres 1757年 ブルーライン金彩花絵 コンポティエ コキーユ
  • 詳細
    サイズ
●製作年:1757年
●素地:ソフトペースト(軟質磁器)
●サイズ
W:22cm×22cm
H:6cm

装飾:FrançoisVAVASSEUR
→1753-70,1772-76年まで花絵付師として在職


優美な曲線とブルーラインの中でもシェル型プレートはそこに存在するだけでもうっとりしてしまいます。そして花絵、見て一発でピンときた方は精通している証拠…ヴァンセンヌの面影を強く残した愛らしいバラの花々。それもそのはず。前年の1756年より、セーブルの地に移転して新たな体制でスタートしたばかりの初々しい作品だからです。

ブルーライン金彩花絵は初期のセーブルにおいて、一世を風靡した伝統的なパターン。創業序盤から革命終焉の18世紀のギリギリ最後まで製作され続けました。しかし19世紀に入り、マイセン同様の硬質磁器に移行すると表舞台から姿を消します…。軟質だからこそできた色彩表現と温かみだったからです。ポンパドール夫人も初期のコレクションとして愛用していましたが、マイセンと反して、ブレなく安定して18世紀の段階でこのような素晴らしい描画を表現できていたことは本当に驚きしかないです。

当時、普段使いとして使用されていた為、カトラリー痕が散見されますが、当時の王侯がこのプレートを用いていたと想像するだけでロマンがあります。釉薬下のブーケ、ボーダーの金彩、ブルーライン上の金彩はちゃんと残っており、如何に丁寧にしっかりと装飾されたのか理解できます。18世紀セーブル入門として、ご検討いただければ幸いです。




セーブル Sevres 1757年 ブルーライン金彩花絵 コンポティエ コキーユ

セーブル Sevres 1757年 ブルーライン金彩花絵 コンポティエ コキーユ


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